12月16日に「道路の包括管理委託」予定地域を「まち歩き」しました

2013年12月19日 23時41分 | カテゴリー: トピックス

なぜ、市の中心の繁華街が「モデル地域」なのか? と講師の伊藤さんが指摘

 府中市は、今年3月に「府中市インフラマネジメント計画」を公表し、市道の清掃・ごみ回収、パトロール、維持・保守、舗装補修工事などの業務を、まとめて1企業に「包括委託」する計画を立てたことを、「道路の維持・管理に民間企業が参入?」と題し、6月にこの欄で書きました。
 その時には、市は「今年度中に先行して行なう【一定地域】を決める」と言っていたのですが、7月下旬に範囲と要件が示されました。けやき並木と京王線府中駅を中心にした甲州街道と旧甲州街道の間の地域で、ぺデストリアンデッキや、大国魂神社までの狭隘道路も含む、まさに市の中心地域を「モデル地域」として選定しています(地図はこちら)。ここで数年間の様子を見て、近い将来全市に広めるというまさにパイロットの位置づけです。
 
募集は公募型プロポーザル方式で事業者選定を行なうとし、9月まで募集、受注者の決定は2014年1月下旬の予定です。すでに締め切っていますが、選定経過は不明です。また「経費削減」が目的ですが、この事業は年間約4200万の委託料であると、募集要項に示されています。

*市道は「市民の財産である」
 12月16日に、道路などの管理業務に詳しい伊藤久雄さん(認定NPO法人まちぽっと理事)にお話をうかがいながら、選定地周辺の「まち歩き」を行ないました。
 
道路の管理にも、私たち素人には及びもつかない補修ポイントやさまざまなインフラの設備がありました。市道は「市民の財産」であり、市には安全に管理する義務があるということを忘れてはいけないと強調されました。

 伊藤さんは、この地域の範囲がモデル地域として一般化できるか、という点に疑問を持っています。市内最大の繁華街であり、都内でも有数の街路樹の地域だからです。また、委託期間は3年間としていますが、この期間には再開発の工事で入れない地域も含まれているからです。

 「まち歩き」では、普段なにげなく通り過ぎる路地路地に、さまざまな維持管理のポイントがあることを教えられました。行政の重要な仕事だと実感しました。全国に先駆けて企業に委託するには、まだまだ協議事項、懸案事項が多いのではないか、と伊藤さんは言います。1月の事業者選定を控え、多くの課題がありそうです。