「わくわくまちづくりトーク」報告

「わくわく通信」最新号(141号)でお知らせした「わくわくまちづくりトーク」を、5月15日午後、ルミエール府中で行ないました。府中・生活者ネットワークの代理人2人(西の、田村)による3月議会と市政の報告会です。「わくわく通信」に沿って報告していますが、参加者からは、16年度予算案にかかわる質問や意見が多く出されました。例えば…

*西のが一般質問した「子どもの貧困対策」は、16年度にはどのように盛り込まれたのか?との質問には、学習支援事業について、日数と会場が増やされた。民間の活動との連携が今後の課題であるという報告がありました。

 *田村が一般質問した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」で今年度盛り込まれる事業は?との質問には、市とかかわりの深いスポーツや映画などの広報のための掲示板などであり、国が求める「人口増加のため」との関係も不透明との報告がありました。もっと長期的な視野に立ち、子育てや福祉のために予算を充ててほしいとの意見が多く出ました。

 *府中駅前再開発事業は、施行者である再開発組合が、建築資材高騰などによる工事費不足分を地下駐車場予定地の権利売却で賄うとし、「組合から市に購入してほしいという打診があった」と議会に報告されました。周辺の市営駐車場は「㈱府中市駐車場管理公社」が指定管理しており、ここも同様の管理運営形態となると思われます。市はもっと明確な市民への説明責任があるのではないかという意見が出ました。

 *朝日町で建設が始まった「学校給食センター」も、建設費の高騰で総額100億円以上が見込まれており、調理業務の民間委託化の方針も出ているとの報告でした。なぜ日本で最大規模の給食センター建設の方針が撤回されないのか、費用の削減ではなく子どもの食育が大事ではないかと多くの意見が出ました。

 *マイナンバー制度については、個人番号カードの発行業務が、システムトラブルで市職員の大きな負担になっていること、市は今年度コンビニでの証明書発行を開始して利用拡大を図ることが報告されました。行政や職場からマイナンバー記入を求められたらどのように対処したらよいかわからないとの声も参加者から挙がりました。この制度が本当に必要なのか、国民の監視につながるのではないかという議論となりました。

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 議会や市政に関心の高い方の参加で、いつも議論が盛り上がります。国政選挙が近いことから、若い世代に政治に関心を持ってもらうにはどうすればよいか…とも話し合いました。私たちの声を市政に反映させることと、国政とは密接に関わります。若い世代の方たちがもっと議論に参加していただけるよう、私たちも開催方法や議題を工夫することが今後の課題だと感じました。