「クッキングハウス」(調布市布田)を訪ねて

2018年4月4日 02時15分 | カテゴリー: トピックス

『心の病気をした人たちが安心して生きられる場を』と立ち上げて30年
「クッキングハウス」(調布市布田)を訪ね、
活動について伺いました。
                            福祉部会報告 浅田多津子

 クッキングハウスは心の病気を持つ人たちが「食べること」を通して元気になることを目指してレストランやスィーツのお店などを展開しています。また講座や講演などの活動も積極的に行ない地域にその存在が根付いています。
 30周年を迎えて改めて、誰もが地域で心豊かに暮らし続けるために、“新たな福祉文化の創造”という理念のもと、何をどのように発信し続けてきたのかを学ぼうと3月27日、福祉部会メンバー等計9名でお話しを聞きました。

レストラン外観


 まず、実際にここでの活動の利用者でスタッフでもある3人の方から、「クッキングハウス」の活動を通して自らが培ってきたこと、家族との関わり、安心できる居場所と自己実現についての体験を伺うことができました。認知行動療法を通じて、『自分の気持ちを自分から話すこと』、『課題を自ら出して解決できたこと』をそれぞれ話してくれました。理念の一つである“安心して自分らしさを取り戻せる居場所”につながっているのだなあと心に響きました。

レストランの2階で

 

 3つの福祉事業(就労支援B型、生活訓練、相談)の展開とともに、“必ず誰かの役に立っていることを確信できる活動”を目指し、“いつも開かれた市民交流の場”であることも重要視しているそうです。「自分たちは市民活動の一環として活動しているから、誰が来ても安心できる居場所とすること、その活動を市民が目にすることができるよう、仕事場はガラス窓を大きくするなど地域の方々も入りやすいようオープンにしている」とのことです。1階のレストランでは日替わり自然派家庭料理ランチが食べられ、野菜などを提供してくれる賛助会員やクッキーづくりボランティアなどを含め計500人以上の賛同者がいることも知りました。

 

 

 

 

 

 

 

こうした様々な理念のもと、一人ひとりの人生に向き合うスタッフがいて、自らの辛さと向き合いながら当事者がスタッフにもなり共に安心して市民交流や活動できる居場所があること、『共に働き共に生きる』を実践し、調布市内ではその姿勢が地域のエンパワーメントにつながっているようです。