わくわくまちづくりトークを開催しました

 4月25日(金)、「わくわくまちづくりトーク」を府中・グリーンプラザで開催しました。
3人の議員から、3月の議会や予算特別委員会の報告と、清水が丘3丁目の「まち歩き」の報告をしました。
 参加した市民から、地域活動で見えてくる課題の指摘があり、情報交換ができました。
 

【予算審議の報告内容】
 
●消費税増税による低所得者対策としての「臨時特例交付金」 
市民税の均等割部分が非課税の人を対象に「特例交付金」が1万円(1回限り)支払われる
●市制60周年記念事業
記念式典の他にも、美術館での「ミレー展」、「子ども議会」「競馬の記念レース」などの計画がある●市も「寡婦(寡夫)控除のみなし適用」を実施
婚姻暦のいないシングルマザーには婚姻暦のある「寡婦」に比べて、寡婦控除が受けられない不平等があることを認め、府中市でも住宅の家賃や子育ての費用に対し「寡婦控除」のみなし適用を行なう
●市の防災計画の見直し
多摩直下型地震の想定を震度6弱から震度6強へと改定し、それにともない被害者数や、避難所の設定、帰宅困難者の想定など内容の改定を進める
●学校給食センター建設
2万2千食もの調理ができる大規模給食センター(朝日町)の計画があるが、複数の会派から疑義があがった

などと合わせて、生活者ネットは予算案に反対したことを報告しました。

【「まち歩き」と参加者との意見交換】
  
「まち歩き」は地域の道々をくまなく歩いて、福祉や防災の面から課題を見つけ、政策提案につなげるための調査活動です。これまで2月に清水が丘3丁目、4月に美好町2丁目で行ないましたが、清水が丘の様子を、写真や地図をみながら、狭あい道路や行き止まりの道路が多く防災面では心配な地域があること、小規模のアパートが多く、空き室も目立つこと、公共施設が少ないといった地域の特徴を報告しました。
 長年自治会に関わり活動されている参加者の方から、日ごろ地域活動で感じている疑問や問題などが話され、「まち歩き」での経験もあわせて意見交換ができました。
 お話の中では「府中市には特別養護老人ホームの待機者が800人を超えているのに、今後の展望について市に聞いてもなかなか情報が出ない。高齢化が進んでいく中で、防災面での心配も多く、昭和56年以前に建てられた耐震基準に満たない住宅の把握もされていないし、要援護者についても、自治会、民生委員などの横のつながりが足りないことも市に尋ねて実感している。災害時の計画についても「自助・共助・公助」を謳っていながら、共助にあたる地域での防災倉庫や備品の管理、使用についてはほとんどの市民が何も知らないのが現状である。」など、たくさん聞くことができました。

今後の活動につながる有意義なご意見を頂いたと思っています。