電力自由化の学習会報告 

「あなた好み」の電気に出会うには
 ~電気を選んで社会を変えよう~

 電力自由化が始まって1年半。当時はテレビCMも盛んでしたが、少しは進んだのでしょうか?

 そんな疑問もあり、「持続可能な未来」をテーマに世界70カ国・日本全国を取材している高橋真樹さんにお話を聞きました。

      高橋真樹さん

 現在、電力会社を変えた家庭の割合は約10%で、予想よりは多いのではないかとの評価でしたが、でもそれ以上に増えないのは、「よく分からない」「面倒」「電気が不安定では」などという理由だそうです。高橋さんは見えない「電気」の捉え方や、手続きは面倒ではないこと、「電気」を変えることで私たち自身が電気を作る仕組みに参加できることなどを分かりやすく解説し、「まずは、一度切り替えてみよう!」と話されました。
 これまでの東京電力は「私たちの電力会社」とはけして思えませんでしたが、新電力の中には自然エネルギーの割合を公表しているところや市民出資を募っているところもあり、参加型の電力会社を選ぶことで社会は変わる、と思いました。また、都市部では自然エネルギーによる発電所を作ることは難しいけれど、家電や住宅を省エネにすることで大きな効果がある、これだけで2時間は話したい・・・とのことでした。これは、またの機会が必要ですね。