2014年度の会派予算要望を提出しました

府中・生活者ネットワークは、今年も2014年度の府中市への予算要望を話し合い、

応接室で、予算要望を受け取る市長

「男女平等の推進」
「食べ物の安全性を大切にする」
「子どもの育ちを応援する」
「誰もが地域で暮らし続けるまちに」
「環境に配慮した持続可能なまちに」
「地域から平和を作る」
「情報公開と市民参画の実現」
の7項目の視点から、全88項目の要望事項をまとめて、5日に市長へ提出しました。

 

なかでも特に訴えた項目を挙げます。

女性の人権の視点からは、DV特に若者の「デートDV」問題の啓発や子育て中の女性の社会参加施策の充実を求めました。若い女性の貧困についての市の調査と女性センターでの講座の充実も訴えました。

 食べ物の安全性や子どもの施策では、学校給食でのアレルギー対策と、自校式給食の拡大、いじめ対策プログラムの充実を求めました。

 在宅福祉では、在宅での医療と介護の必要性が増すことから、2者間の連携と相談窓口の充実を訴えました。低所得者や身寄りのない人に対する成年後見制度の利用拡大のための施策などを求めました。

 市長はこれらの要望に対しては検討するよう関係課に指示するとの答えで、特に女性センターの役割の重要性は認識しているという見解でした。今後の施策の充実に期待したいと思います。
最後に「市民協働」のあり方について意見を述べ合いました。私たちは市の職員がまず市民の間に入り現場体験を通して「協働」について学ぶことが大事ではないかと訴えました。市長は「市民協働」には定義はない、企業との協働は進んでいるが、市民との協働については、職員との意見交換も、中間支援組織のあり方の研究も必要との見解です。しかし、まず、市職員の顔が市民に見えることが基本であるということは一致しました。

 私たちの要望は、長期的視点で取り組んでほしい項目が多いのですが、取り掛かりは次年度の予算からです。関係する部署だけの検討ではなく、予算への反映過程が明らかになれば本当に開かれた市政になると思いながら、手渡しました。